日焼け止めと金属アレルギー

今は年間通して日焼け止めを使うことが当たり前になってきましたが、
3月末になり、いよいよ日焼けに気を付けたい季節となってきました。

今はドラッグストアでもたくさんの種類が並んでいて、何を買うか迷いますよね。
そして、日焼け止めで肌トラブルを経験されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ノンケミカルで敏感肌さんにおすすめって言われて使っているのに合わない。
そして同じ敏感肌用でもこっちは大丈夫。
なんで?何が違うの?と思う事ありませんか?

そんな経験をされた方、金属でアレルギーが出やすいとかないですか?
もしかしたら、ノンケミカルと言われる日焼け止めに配合されている
酸化亜鉛に反応している可能性があるかもしれません。

酸化亜鉛は肌トラブルにはならない場合がほとんどですが、
熱処理の際に酸化しきれなかった亜鉛が汗と混ざることで、
金属アレルギーを引き起こすこともあるようです。
もし、金属アレルギーが出やすいなど思い当たることがある方は、
酸化チタンのみが入っているものを選ばれるといいかもしれません。

今は酸化亜鉛フリーの下地や日焼け止めもたくさん出ているので、
購入される時に商品裏に記載された配合成分を確認してみてください。
日焼け止めの場合は、ほとんどが一番最初に記載されていますが、
下地に関しては下の方に記載されいていることもあるので、
よく確認してみてくださいね。

ここからは日焼け止めについてちょっとだけ。

まず日焼け止めに使われる日焼け防止成分は大きく分けて2種類あります。
紫外線吸収剤(ケミカル)を配合したものと、
紫外線散乱剤(ノンケミカル)を配合したものです。

紫外線吸収剤は、吸収剤そのものが紫外線を吸収し化学変化を起こして日焼けを防止します。
SPF値も高く白浮きもしないので、後に使うファンデーションなどの邪魔をせず
とても使いやすい商品が多いです。
ですが、紫外線を吸収して熱エネルギーに変換するため、肌が乾燥したり
敏感な人は刺激になる事もあります。

一方の紫外線散乱剤は、紫外線を反射・散乱させて皮膚に紫外線が届くのを防ぎます。
紫外線散乱剤の代表的な成分として、酸化亜鉛や酸化チタンが使われています。
肌に優しいので敏感な方や小さなお子さんにも使いやすいです。
ただし散乱剤自体が白色の粉末なので、肌に乗せると白くなってしまいます。

一概にどちらが良いとは言い切れず、どちらにも良い点と気になる点があります。
使う状況や、お肌の状態に合わせて使い分けたいですね。

あと注意点として、ノンケミカルは肌に優しい分、水に流れやすいです。
日焼け止め効果もケミカルに比べて低めになるので、
こまめに汗や水分を拭いて塗りなおすなど、しっかり対策したいですね。


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